横谷宣(ヨコタニ・セン)さんの写真展がお茶の水の
ギャラリー・bouhousで開催されている。
一点、一点が、まるで陶芸作品のような仕上がり。
年末恒例の某・忘年会で、作家で翻訳家の田中真知さんから
「凄いんだよ〜〜!!!必見だよ〜〜〜〜!!!!」と
お聞きしていたのですが。
なんのかんので、トークショーも含め、3回もギャラリーに足を運んで
しまった。
こんなに何度もひとつの個展に足を運ぶことはない。
それだけ、なんだか気になる。
家に戻ってくると、やっぱり気になる。
う〜〜〜ん、、、、、
あの写真は一体・・・・。
それを確認したくて、また行ってしまうんだな。
ところで、既に終わってしまったが、この横谷さんのトークショーが
あり(大盛況だった)、そこでの話がめっぽう面白かった。
・・・というか、横谷さんのキャラがあまりにも面白い。
基本、寡黙な方なんじゃないかと思う。
自分の中の感情を言葉にするのが、けっこう不自由な感じで
そこがまた、とても良い感じなんだが
「この、、、なんて言うか、、、ぐわ〜〜〜〜っていうカンジが
自分のビジョンにあって、その、ぐわ〜〜〜〜っをカタチに
したいなぁ・・と」
みたいな言い方。
身振り手振りで「ぐわ〜〜〜」を表現しているわけだ。
しかも、風貌は、ガタイも良くて坊主頭で(高校生の頃は腰まで
髪を伸ばしていたとのことだったが)、強面なのに
話始めると、とんでもなくシャイで優しいというギャップも
これまたよろし。
写真とは関係ない話だが、トークショーの後に、10数名で
飲みに行き、そこで横谷さんと、その彼女(可愛い!)の様子を目前で
見ていたのだが、
このお二人がまた・・・一緒に暮らして8年とか言っていたが、
まるで「つきあって半年?」ってなくらいに良い感じで。
始終、お互い顔を見合わせては、ヒソヒソ・・・「うふふ」なんちって
やってるわけだ。
羨ましいぞ。
てか、君らはフランス人か!?(実際、パリで知り合ったらしいけど)
「お互い、決して怒らない人間なので仲良しです」なんて
言っておりました。はい、ごちそーさまっす。
何はともあれ、素晴らしい才能があって、夢があって、人格が
練れていたら(ここ、重要!)、金はなくとも、女は惚れるのじゃ、
という良い見本でありました。
女性だけじゃなく、この才能をなんとかしたい、と沢山の
人達が動いて、今回の個展になっているのも
作品とご本人の無欲さゆえ。
是非とも、ご覧ください。
アルシュの印画紙プリントは、オリジナルで見てこそ
その味わいを堪能出来ます。
ギャラリー・bauhaus
http://www.gallery-bauhaus.com/090107_yokotani.html
田中真知さんのブログ
http://earclean.cocolog-nifty.com/blog/
お知らせ、ありがとうございます!
ちょうど、年明けにバタバタしていた仕事の波も落ち着いて
…さて、これから私は、ほんとうはどんな方向に行きたいのだろう
どんな写真を撮っていけばいいんだろう
今の延長線上でいいのだろうか…
と、考え始めていたところだったので
さっそく観にいってみます!!
なんだか、預言カフェに引き続き、おーもりさんの日記で
神のお導きにふれているような氣がします。。。
ありがとうございます☆☆
うーーーーーん!きれいだね。
ミレーの落ち葉拾いをすぐに連想したが、、。
アルシェの質感、、見てみたい。同じ年くらいの方だね、、。
プロフィール読んで、、、面白かった,、、会ってみたい人ですね、、。
ほとんど、、暗室の変遷が、、、つらつらと!面白かった!
火曜日に見に行ってきたよー! おーもりさん三回も行ったの1? すごいなぁ〜
熱烈紹介の通り、吸い込まれるような不思議なオーラをもった作品でした。
オーソドックスなモチーフの後ろに潜んでいる何か。。。頭の中を輪切りにして、にじみ出てきた記憶の汁を印画紙に定着している感じ ? 念写みたい。繰り返し夢に出てきそうな記憶の一端。
裸の人,一本木と石の階段,光さす回廊,木陰で膝を抱える子供たち,ピラミッドと光,杖をついて遠ざかる人, 海岸の二人(天使?)・・・・ほしー
んで、ムッシュ横谷さんてば素敵なひとなんですね。アモールの人なんだー。
ますますファンになりました。
ギャラリーバウハウスがすこぶる良い空間でございました。
ベネチアングラスのシャンデリア☆綺麗うっとり〜
うわ〜〜っ、なんかすごいですね〜〜〜っ


情報ありがとうございます、
会期も長いので、うれしいっ
なるべく早いとこ行って、
この不思議な世界をナマで味わいたいです
>michimichiさん
是非ぜひ観に行って下さいね!
彼は元々、ファッション・カメラマンで、海外での撮影も
多かったようですが、「これが本当に自分のやりたいことなのか?」
と、仕事の後には疲労と嘔吐・・・なんてくらいになっていたそうです。
アジアの旅先で、「日がな、ぼ〜〜〜〜〜〜〜っと
外を眺めて一日を終える毎日をすごしている人」を見て、
「これで良いんじゃないか」って思ったみたいですね。
アジアに行くと、誰しも感じることですけど。
「何をあくせく追い立てられているのか・・・・」と。
作品を作ること、それが最高の楽しみと喜び、と
仰っておりました。
>みゆきちゃん
そうそう、アルシュの、あの紙の質感が良いんだわ。
恐ろしく手間のかかる焼き方してるらしいけど。。。。
プロフィール、面白いよね。
何しろ、非常に魅力的な方ですよ。
トップ・クライマー、とか、修行僧、に近い空気を醸し出してるな。
本当に強いから優しい・・・というような。
>ユミータちゃん
「頭の中を輪切りにして、にじみ出てきた記憶の汁を印画紙に定着している感じ ? 念写みたい。」
↑
上手いなあ、その表現!!
そう、まさに念写と言うの、言い得て妙!
彼の頭の中ではこう見える・・・という。
ピラミッドの写真にしろ、戦場での写真にしろ、
本当は雑然とした中での撮影らしいけど、そんな空気を
一切感じさせない、静謐さがあるよね。
でもって、アモールな人なの(笑)。
良いわ〜。
>Minakoさん
会期が2ヶ月、と長いから是非行ってくださいね!
私は、ことに階下の作品群が好きなのですよ。
このギャラリーの雰囲気もとても良くて、彼の作品と
とても合ってる。
時流とすりあわせることは決してしない・・というか、もう
出来ない、というところに行ってしまった方なので、
経済的なところでは厳しいのでしょうが、
しかし、何しろ楽しそうです。
同じ、制作する者として、とても刺激を受けました。
コミュから参りました。
横谷氏の旧友です。人物描写に笑いました。
で、おーもりさんと某赤坂事務所で一緒だった者です。インド帰りで国友チームにおりました。大昔なんで覚えてないかも〜。
懐かしくなって書き込んでしまいました。活躍してて何よりですね。
>こゆきんさん
でーーーーーっ!!!
びっくりしたよ!。
「ナカノ」(呼び捨て)じゃん!!
インドひとり旅して、見た目の可愛らしさとは裏腹に、
相当な強者だったことを覚えてますよ〜。
でもって版下作りがとんでもなく雑だったのも覚えてるぞー(笑)。
それはともかくとして、横谷さんの旧友だったとは・・。
どこでどう人と再会するかわからないものだわね〜。
嬉しゅうございますよ。
さっそく行ってきました〜!!
写真としては、ある意味では、観たことあるような・・・
でも、作品からたちのぼる空気感のようなものが、すごいですね。。。
彼の生き様、そして、自分の観た(感じた)ものに限りなく近い写真を写すためにレンズまで様々に自作して、
また、納得のいく1枚のプリントを仕上げるために半年もかける、
その徹底した純粋な姿勢に脱帽・・・ です。
1度観ただけでは、やはり消化しきれないような・・・
私も、たびたび観に行きそうです。
そして、なんと、2/14にまた横谷さんと語る会が催されるようですよ!
今度は私も、ぜひお話聴きにいきたいと思ってます☆☆
>michimichiさん
あ、行ってきましたか〜。
なんでプリントに半年もかかるの?と思って疑問だったんですけど、
アルシュへのプリントだと、黒が完全に乾くと色が変わるので
その乾燥待ちに時間がかかるんだそうで。
しかも、通常のプリントでも何十枚も焼いて・・なのに、
その中から選んで、それをまた焼き・・・と。
写真でも絵でも、時間をかけたから良いとか、そういう事では全くなくて、
一方で、瞬発力の凄さ、という方向もあるのだけれど、
ただ、彼の場合は自分の中のナニかをカタチにするには
時間がかかってしまう・・ということなんでしょうね。
熟成する時間というのが必要なのかも。
14日、またあるんですね。知らなかった。
行きま〜す。