連休中も仕事なり。
が、昨日「Shall we dance?」を観てきた。
けっこう楽しみにしてたんだがなぁ・・・う〜〜〜ん。
細かいギャグなんかはほぼ、そのままオリジナルと同じにしてあって、
要所要所では笑えるんだが、オリジナルとは別の映画として観た方が
ストレス無いという感じ。
比べてしまうと、圧倒的に周防監督のオリジナルのほうが完璧なつくりだ。
話のテーマを、「中年の危機」(そこそこ地位や名誉や幸せな家族なんかを
手にしても、ハタと自分はこれで良いのか?と立ち止まって悩むこと)→
「踊りの楽しさの発見による自己再生」
ではなく、あくまで「中年の危機」→「夫婦関係の再確認」にしたところが
いかにもアメリカ的かもしれない。
後半なんかほとんど夫婦の話だもんね。
しかし、けっこう感動するところもあって。
正確なセリフは忘れたが、妻の語りで「何十年も一緒に居るという意味は、
なんのかんのあっても、相手がこういう風に生きた、という証人になること」
みたいな事を言うんだな。
これにはグッときた。
グッときて思わず涙が出てしまったが、これ、掘ってしまうとまずいところに
行きそうなので「証人なんかいなくたって自分が知ってりゃそれで良いもん」と
強がりを言ってみたりして。
いや、自分の心にですよ。たはは。
あ、いや、違うな。
自分の人生を誰かに見ていて欲しいとは思わないんだ。
思わないけど、誰かのは見たい、見続けられたら幸せだろうという思いがあって、
しかし
そういう関係をつくれる相手と出会うのかねぇ・・・という思いだな。
おお、そうか。やっぱりあれは「夫婦の話」だったのか、アメリカ版。
まあ、一生一人と付き合うもよし。
その時、その時で互いの縁に応じて入れ替わるもよし。
人と人とは結局「縁のあるなし」、だからね。
にしても、なんでジェニファー・ロペスなんだろう?
色気ありすぎで社交ダンスをやる雰囲気は全く無いけどねえ。
草刈民代さんの品格には遠く及ばず。
妻役のスーザン・サランドンを久々に観られたのは良かったけどね。
お、なんだか、このレビューはいいですね。
見てみようかな。 人間関係、夫婦関係、まあ、
信頼関係っていうのか... 人との縁っていうのは
一言ではいえないところに人生の課題を追求する
楽しさっていうのがあるのですかね...
「これ、掘ってしまうとまずいところに行きそうなので」の1行にぐっときました。
魚フライ+クリームコロッケ弁当を会社の机で頬張りながら、ですみませんが。
リチャード・ギアもコメントでオリジナルが完璧だっただけに・・と有ったように、僕も別物としての・・う〜んの感想ですね。
同じ夫婦関係を描くにも日本とアメリカの違いなんでしょうか。
同じ縁でも、太さも違えば濃さも違うから人生は面白い・・・。
いろんな、長くつきあって行ける人の人生を見れる年になって、
幸せです。そんでそれくらい長く友達でいられる男女含め、いる
自分に満足な今日このごろ。
私のも、見せてるもん、みてってね。おーもりちゃん!!
おとこでなくても、、夫でなくても、いいじゃあないか!!
ま、根本的に、日米の違いを感じたな。
かたや、卒業パーティで当たり前のように踊り、
日本は、老人クラブで踊るんだから・・・
楽しい映画でありながら、家族の絆を感じすぎてしまうのが、
ちょっと残念な気もした。
ふう〜む・・興味深いテーマですなあ〜。
アメリカって、個人主義な国なのに、パーティだとか何かの集まりでは夫婦やカップルで行くのが社会ルールなので、パートナー文化が強いですよね。
だから、そういう路線で描いた方が国民性に合ってたってことなんでしょう。おおもりさんの分析鋭い!
以前、こじれた夫婦関係をどう再生させるか、それを手伝うNPOを取材したことがありますが、日本では夫婦関係に他人を巻き込まないんですが、アメリカでは、軽症の時からすぐ「夫婦療法」を受けにいくんですよね〜。夫婦を成り立たせるのは、個人個人の役割というより、社会が支援するみたいな感じで。
人の生き証人・・なれるもんならなりたいっすね〜!
いやはや。
映画をみていないのにコメントして申しわけないのですが、やはりアメリカって、キリスト教的な価値観に根ざした家族観が、強いような気もします。
何十年も一緒に居るという意味は、
なんのかんのあっても、相手がこういう風に生きた、という証人になること
今読ませてもらって感激しました!
すごすぎるね!!
素敵だね!!
そんな人に出会えるんだね!
>イオ
「人生の課題」うん、まさにそうだと思うよ。
どういう人間関係であっても、そこに「あんた、ここんとこ弱点だったり
するから、そこキチンと見なさいよ」ってな事がテーマとしてある気がする。
だからね、中途半端で「おりる」ってのは無しにしたいもんだわ。
結果が問題じゃなく、取り組み方が重要だよね。
>HARVEST
ははは。ぐっときたですか(笑)。
掘っていいモンと掘らない方がいいモンとがあるからねぇ。
さんざ、掘りに掘ってきた過去があるもんで、「あ、これやばい」という
勘だけは冴えたよ(笑)。
>@ARUさん
やっぱり「言葉ありき」の文化の人たちですよね。
日本版ではあえて言葉にしないで、余韻で見る側にわからせている部分が、
アメリカ版ではしっかり言葉のやりとりで意志を表してるシーンが多かった
ものね。
やっぱり「言わなきゃ何考えてんだか分かんないでしょーが!」の文化圏だわ。
>みゆきちゃん
おう!見てるぜ!
あ、いや、これからじっくり見せてもらいます(笑)。
うふふ。確かに「おとこでなくても、夫でなくても」良いよね。
実際のとこ、「ある時期」の生き証人的、おんな友達いますわん。
もー、さらけだしちゃってるから。ぜ〜〜んぶ。
>ナイト
ヨーロッパ人だったらかなり日本的感性に近いものを創ったかもね。
もっと繊細にじっくり描いたと思うけど。
まあ、あれは別ものとして見るとそれなりには楽しめますけどね。
>ニックニックさん
「アメリカでは、軽症の時からすぐ「夫婦療法」を受けにいくんですよね〜。夫婦を成り立たせるのは、個人個人の役割というより、社会が支援するみたいな感じで。」
それってカウンセリング文化が徹底してるからなの?
ある意味「愛」に忠実な人たちだよねぇ。
そこに「愛」がなけりゃあ「もうおしまい」って、さっさと次の選択をする、
みたいな。
惰性で続けるなんて考えないんだな。
向き合う気がないなら、きっぱりやめる、続ける気があるなら、ちゃんとしようよ、と。
>かぶ吉っつぁん
うむ。
ところで、(わたしの周辺には)と〜〜〜っても絶大な信頼関係があるけれども
色んな事情で離婚した夫婦が何組かいる。彼らは離婚後もその信頼関係は
崩れていないのね。むしろ強まっているともいえる。
一方で、完全に破綻しているし、相手への尊敬も愛情も信頼もなにひとつ(話を
聞く分には)無いのに別れない夫婦もいる。
なんだかなぁ・・・・と思うよ。
>UO-1
おお、出会えるはずだぜ!
いつも濃ゆ〜〜い恋愛(全力で愛しちゃう)をする女友達が
「ひとりの人と付き合うのは、大河小説をまるごと読むのに似ている」
と言っていて、うん、それ凄くわかるなぁ、と思ったよ。
あなたのまわりはすごい人ばっかだ。
感動の連続!
>UO-1
いやぁ、君のまわりにもいるでしょ。
不器用に生きちゃう人。計算とかやりくりとか出来ない、したくない、という人。
だから色んなことにぶつかるんだけど、きっちり肥やしにしちゃうヤツ(笑)。
単純とか素朴なだけじゃなくて、なんか芯に力強さをもってる、そーいう人。
>それってカウンセリング文化が徹底してるからなの?
yes!
>ある意味「愛」に忠実な人たちだよねぇ
oh yes! That’s right!!
ホントそうですね。愛に忠実だし、獲得欲や、実現も欲強いし。「そのためにすべき努力はしまっせ。トーゼンでしょ」みたいな感覚。アメリカ人やっぱ、得たいものを得るために、どん欲にやりますよね。(ブッシュが典型?)
「なあなあにしておく」とか「なしくずし」とか「惰性」とか、アメリカの辞書にはないと思う・・。
でアメリカ人にはなりたくないが、その気質のエッセンスがちょびーっと欲しいかも(笑)
そこまでしても、愛は手に入れたいものなんだな・・ってことですよね。愛の範疇を「異性への愛」に限定すると少々荷が重いので、いろんなものを、世界を愛すってことでいかがでしょうかね〜。
>ニックニックさん
そ〜よね〜。
情熱の矛先は、なにも恋愛だけじゃないもんね。
多方面にそういう回路をつくっとくのは賛成!
ほんで「恋」とか「愛」とかが、それら多方面の情熱のひとつとして
あるのが望ましい、かな〜。
どもどもです。
情熱の矛先ですか….
10代から、ラブ/パッション/オブセッションの法則なんて
勝手に語り入れておりました。
相変わらずアガペーな日常であります。
いますね!!
そいつまじかっこいいよ〜
>bo さま
その「ラブ/パッション/オブセッションの法則」、
聞きたいっ!!
ここで聞かせておくれ〜。
>UO-1
そりゃいい。今度会わせておくれ〜。